since 2001.8.22








DATA

コンゴ川、ルキ川、などに分布

側線鱗数 51〜55 周辺鱗数 33〜39 背中線鱗数 22〜29

体長 40cm

販売名 ポーリー、パルマス




入門種にしてマニアックなポリプテルス、そんなイメージを持っている方も少なくないと思う。

買い込む程に渋さが増し、太く迫力もでて飼い込む事の楽しさを教えてくれる。

性格は慣れやすく、比較的温厚、繁殖例も多数報告されている。

入門種というとセネガルスを一番に思い出すが、意外と性格がキツイ個体も多く、

流通している90%以上が東南アジアでのブリードで選択の余地も少ないという現実から

私的には、パルマス・ポーリーでポリプ飼育のスタートとして欲しいと思う。



パルマスの名称で親しまれているが、パルマス・ポーリーが正式名で、本来ならポーリーと

呼ばれるのだが、長年呼び続けた親しさ、インボイス名や流通名などが大きく影響している。

歴史としては、1954年にPollによってパルマスの2亜種のうちの1種としてパルマス・コンギクスと

命名されたが1898年にすでに記載されているエンドリケリーコンギクスとジュニアホモニム(新参異物同名)

になることまた、その時の再検討によりGosseにより1988年独立種ポーリーとなったが、

1995年またもやハンセンによって再検証されパルマスの亜種に戻っている。

現在、パルマス亜種はパルマス、ポーリー、ビュティコファリの3種となっている。

体色は白っぽいクリームかあめ色で、網状の模様が入る。

まれにバンドのような模様の個体も数例確認している。

顔も上顎系の代表に例えられるほど、上顎が突出し顔も丸みを帯びる。

現地の生息域は、池や沼沢地、流れのない止水域などで、食性も昆虫、小魚、など

何でも食べているようである。

国内流通では、東南アジアのブリードもの、コンゴ便のワイルドものが半々。